色の魔法。色を味方につけてパーティーへ。
みなさま、こんにちは。
日が落ちるのがすっかり早くなりましたね。いかがお過ごしでしょうか。
さてさて。
風が冷たくなると、柔らかくて温かいセーターが恋しくなりませんか。
冬のファッションの楽しみの一つはセーターと言っても過言ではないくらい、私はセーターが好きです。
そしてウキウキとお店に行きますが、冬物の洋服というと圧倒的に黒やグレーがお店に並びますよね。
お店に入り眺めると、棚にずらーっと並ぶ黒色...。
そしてその色を身につける人が増え始めますが...。
でも...。
黒ってとっても難しい色だと思います。
無難なんかでは全くない。
もちろん色合わせの点では一応何にでも合うと言えるかもしれませんが、黒を着て映える人は多くはないと感じるのです。
上半身に黒を使う場合は特に。
10代20代の方は肌自体が輝くような光を放つので黒に負けませんが、お肌に光が見えなくなってきた頃(男女ともに)、黒は心して使うアイテムだと思います。
色の力は人の印象を強く作用することはよく知られていることですが、長く帽子の世界で色と関わってきた私の個人的な意見は、黒は特に難しい色。
社交的の反対の色、防御にも使える色です。
(だからこそうまく使えば、クールで、お洒落で、魅惑的な感じを出すこともできます。)
私自身の経験から言えば(今はコロナで控えていますが)以前は勉強のために頻繁に言語交換や国際パーティーに参加していて、不特定多数の方と会う機会が多かったのです。
その時に気がついたのですが、服の色やデザインによって「人に話しかけられる頻度がずいぶん変わるな」ということ。
特に顕著な結果が出たのが、オレンジにパープルなどの花が咲くエスニックなトップス。
これを着ると、ともかく気軽に話しかけてもらえるのです。
多分軽やかで楽観的な雰囲気に見えるのでしょう。内心びくびくしていたとしても。
最初は「気のせいかな?」と思っていましたが、どうやらそうではないみたい。
そしてインドのカンタ刺繍の鮮やかなスカーフをぐるぐると巻いていると、これまた「そのスカーフいいね!インド好きなの?」と声をかけられることが多かったのです。
それは多分、初対面で誰かに話しかける状況で、大勢の人の中にカラフルで楽しそうなものを身につけている人がいると、なんだか受け入れてくれそうと人は無意識に感じるのではないかと思います。
色はとてもとても強いパワーを持っています。
自分を癒すこともできるし、人を惹きつけることも、強い印象を残すこともできます。
それはほぼ無意識下で行われ身体にも生物的に影響を与えることがあるのです。
第一印象が大切な仕事やパーティーなどで不特定多数の方と会う機会が多い方は、何はともあれ色の力を借りるといいですよね。
色に関しての情報は簡単に得ることができるので割愛しますが、帽子の時の話↓
と同じで実験が大事。
場所や状況によって相応しい色は異なります。
どこからか得た情報だけでなく、自分で感じてみる。
例えば相手がどんな色の服だったら話しかけやすいか、信頼できる感じがするか、ほっとできるかなど、想像してみる。
そうするとなんとなく見えてくるのではないでしょうか。
いつもは黒、紺ばかりという人も。
勇気を出して暖色系に挑戦してみる。どんなことが起きるかしら。
あくまで気軽に実験。
楽しんでカラフルな冬にしてみるのもいいですね。
photos : unsplash