70代のお洒落。春は軽やかなブラウスで街を歩きたい
みなさま、こんにちは。大変ご無沙汰しておりました。
すっかり春ですね。
春の気温の上下の激しいこと。
冷たい風が吹く日もあるので、冬物もうっかりしまえませんよね。と思えば夏日で、コートなしで何を着ようか。。とあたふたしたり。
春に一番似合うのは薄手で軽やかなブラウス。
このブラウスはMila Owenのもの。アウトレットで見つけたけれど目下お気に入りです。
風を纏えるような薄手の軽い綿素材で、裾の部分にゴムが入っているので形を作ることができます。
お腹周りは自然にふわっとしているのが理想(^^) ラインが出ないようにね。
カッティングが美しいデニムのスカートはジャケットもセットのスーツです。
こちらはもう20数年も前のもの。
イタリアの小さな会社のものですが、いつ着ても心がピッと引き締まるようなフィット感があり、その上質な素材は心を満たしてくれます。
こんなに長い間着ていても全く色褪せることなく美しいまま。
何十年も前の想い出も身につける度に蘇ります。
イタリア製のパナマ帽は軽くて涼しくて春夏にはいつもこれ。
帽子って年齢を重ねると本当に強い味方なんですよ。
なんといっても髪が悩ましくなるから、お出かけ時にあれこれ手こずった際に上手にカバーしてくれます。
帽子は難しいという声もよく聞きますが、男女共に味方につける価値あり。
多少洋服がヨタヨタでも帽子をかぶっていると小綺麗に見えますよ。(^^)
(その他帽子のメリットはこちら→良い席に案内されるかも。一流の場所での帽子がもたらす大きなメリット - お洒落のエッセンス)
長い年月を一緒に過ごした帽子はもうなんだか古くからの相棒のような存在です。
さて、今週の日曜日はイースター、復活祭ですね。
キリスト教徒ではないのでお祝いはしませんがイースターの世界は春らしくて心浮き立つ。
春は復活のエネルギーがそこら中に溢れています。
眠っていた木々や花々は目覚め、上へ上へと伸びていく。
その様に勇気づけられる毎日です。
それではみなさま、どうぞ素敵な週末をお過ごしくださいね。
All photos by Poppy
インドより個人輸入した、日焼け止め嫌いが愛する日焼け止めとブラフミーオイル
みなさま、こんにちは。
今日はインドより取り寄せたお気に入りアイテムのご紹介です。
インドのアーユルヴェーダの概念が好きで長い間独学していますが、その流れでインドより何度か色々と個人輸入しています。
そして今一番気に入っている日焼け止め。
長い日焼け止めジプシーに終止符を打ってくれた、お気に入りのアイテムです。
皮膚が薄いのもあり人工的な材料のものにはトラブルが出やすい私の肌。
だから使うものはなるべく天然のもので肌に負担のないもの、クレンジングを使わずに使用できるものを愛用しています。
そうすると日焼け止めはなかなかいいものがなく。
白浮きしない、乾燥しない、簡単に落とせるものってないなぁ、ポーラのもなかなか良かったけど他にないかしらと探していたおり。
いつも利用しているインドのいっちゃさんで見つけたこの日焼け止め。(①)
{成分} ココナッツオイル ・アプリコット種オイル ・シアバター・ ビタミンEオイル・ 非ナノ酸化亜鉛 ・ビーワックス・ リコリス(天草)エクストラクト・ 人参の種オイル・ ラベンダー精油 ・ホホバ精油
気軽に購入してみたけれど、素晴らしい使い心地です。
ラベンダーの香りは心地良く、塗った後はお肌にハリが出て肌がワントーン明るく見えます。塗りたては「白い!」となりますがきちんと馴染むし、肌のキメも整う感じ。
なにより全く皮膚を塞いでいるような閉塞感はなくむしろ塗った方が調子がいいみたい。
材料見れば納得。
作りたてを送ってくれるのもいい。
難点といえば、伸びはそれほど良くないしダマになったりしますが、そういうのを防ぐためにあれこれ化学系のものが入っている必要を感じないので文句なし。
スタイリストKも使用したら一発で気に入り再度注文(^^) シワが目立たなくなるような !?
敏感肌、乾燥肌で日焼け止めに躊躇する方はよろしかったら試してみてくださいね。
②③はリピートし続けている目薬、④はインドの万能クリーム、カイラシュ・ジーバン
そして⑤のコールドプレスのブラフミーオイル!
効用は
ブラフミーは脳機能を改善し、記憶力を強化するのに優れています。
長期記憶、短期記憶、保持容量の3つの側面に効果のあるハーブです。
又心を落ち着かせ不安を軽減する側面も持っています。
集中力をも高め、関節炎を穏和し血糖値を調節します。
とのこと。(いっちゃさんのサイトより引用)
ブラフミーとはゴツゴラ、日本ではツボクサのことですが、このハーブはインドのアーユルヴェーダの中でも最も重要な若返りのハーブと言われています。
認知症予防にも名高いこのオイルを頭皮に塗ってマッサージ。
カチカチの頭皮が緩んで緊張も解けます。一晩置いてシャンプーすれば髪もしっとり、ツヤツヤ。
今一番気に入っているアイテムです。
どれもいっちゃさんで購入できます。
インドから!?と不安になりますが、今まで4回頼んでいますがいつも3週間ほどできちんと届きます。
日本人女性がオーナーで、いつも丁寧な対応とおまけもあれこれ入れてくれる素敵なお店です。
今日は綺麗になるための小さなおすすめアイテムのお話でした。
寒くて元気が出ない時のカラフルな冬のコート
新しい一年、いかがお過ごしでしょうか。
みなさま、冬に元気が出なくなるということはありませんか。
寒くて身体が固まりがち。やる気も出ないしあまり外に出かけたくない。
日照時間の減少や気温による影響はとても大きいですよね。
そんな時は明るい色を身に纏ってみませんか。
色は心身共に強い影響を与えます。
色を目にするだけでも気分は変わりますが、電磁波としての色を皮膚は感じ身体はそれに影響を受けています。
そんな色の力を利用して、曇った日や光の少ない日は明るい色からエネルギーをもらいましょう!
スタイリストKのお気に入りのこの赤いコート。
アメリカより輸入されたヴィンテージものですが状態は大変良くカシミア素材、デザインも可愛らしく、一目惚れで手に入れたもの。
代官山のお友達のヴィンテージショップで見つけてそれから15年以上愛用しています。
赤は心拍数をあげ、アドレナリンを分泌させます。アドレナリンが大量に分泌されると神経や血を刺激し、交感神経を興奮させて気力と体力を強化してくれます。
身につけている自分だけでなく、一緒にいる人も暖かさを分けてもらえそうですよね。
この写真のコートがもし黒や暗い色だったらどんな印象でしょう?
明るいコートを着ている人と一緒にいるとこちらも元気になれそうな感じ。
コートはベーシックな色、目だたない色、毎日着れる色、と決めて黒やグレー、紺しか着ないという方も多いかもしれませんね。
一枚目、二枚目は定番色を揃えるのが一番。
でも、もし眺めているだけで嬉しくなるような色のコートを見つけたら『元気を出す日用』にぜひ手に入れてみてはどうでしょうか?
着るのに最初は勇気がいるかもしれませんが、コートはコーデ不要なので意外に簡単。
冬に一番目にするのはコート姿。印象にもしっかりと残ります。
そして冷たい風や空気からしっかりと自分を守ってくれ、温かさを与えてくれる冬の一番の味方です。
きちんと作られたコートを選んで使い捨てにせず、少しずつお気に入りを溜めていくのは冬の愉しみです。
身体を温め、心も温めるカラフルなコート。
少し元気が出ない季節は洋服の力を借りる。
試してみてくださいね。
写真は二枚とも友人のN.Yの写真家 Annabel Braithwaiteさんに撮ってもらったもの。
VOGUEが選ぶアメリカのウェディングフォトグラファートップ10にも毎年選ばれるくらいの凄腕です。
彼女が日本に滞在していた際にお出かけして沢山撮ってもらいましたが驚愕の体験でした。
この時の体験はまた後日写真と共にお話しできたらと思います。
それでは今日はこの辺で。
素敵な週末をお過ごしくださいね。
あけましておめでとうございます - Happy New Year 2022-
あけましておめでとうございます。
昨日は東京は雪。朝は一面真っ白でしたが、今日はピカピカの晴天。
一月のこのシャキッとした洗い立ての服のような空気があるうちに、さて今年はどんな年にしようかと日記に向かっております。
みなさま、一年の抱負は立てられましたか?
お休みの間、Netflixで12/31に新シーズン配信が始まった大好きなクィア・アイをあっという間に全部観ました。
毎回そうだけれど、泣かずには観られない(^^)
そして改めて思ったこと。
出てくる人たちは皆素晴らしい人ばかりで、信じられないほどのパワーを持って人や動物を助けしていたり社会貢献をしていたり。
でも自分を優先順位の最後に置き自分自身に手をかけないことで、外側からその人の美しさや魅力が見えにくくなっていたりする場合。
美しいものたちは内面の美しさを容易くそのまま外側に見えるようにしてくれるのだな、と改めて思いました。
外側だけを飾っても意味がないけれども、外側の『伝える力』って強力。
そして同時に内側を掘り充実させることが、人間の魅力を作るのに大事なことだとも再認識したところ。
クィア・アイ、まだご覧になってない人はぜひ。
インテリア担当のボビー・バークさんがあまりにもすごいわ。
世情はどうであれ、喜びのある一年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。
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2021年、年の瀬に人々にもらった温かさを振り返る
みなさま、こんにちは。今年も残すところわずか一日となりました。
12月の過ぎるのがなんと早いこと。倍速で進んでいるのではと思う流れの速さです。
今日はお洒落の話は脇におき。
一年を振り返ってのひとりごとです。
コロナの問題が始まってから、様々な意見や価値観の違いが浮き彫りになって、そこが同じでない人々の間にギスギスとしたものを生み出したなと感じます。
人との距離の取り方が物理的に変わったことが、精神的な距離の取り方にも影響したような。
人との間を柔らかにする笑顔はマスクに隠れて見えないし、価値観の違いからの激しい摩擦も増えましたね。
去年、今年とそういう空気の中で世界中の人とポストカードを送り合うポストクロッシングを始めました。
会うことのない身も知らぬ人に親切にする。温かい言葉を贈る。その人の希望を叶えるために行動をする。
そういうことをする機会は少ないという方が多いのではないでしょうか。
例え他人であっても目の前にいる人にする親切には感謝の言葉がついてくることが多いし、その人が嬉しそうにしてくれる姿にこちらも元気づけられる、だから全くの一方通行ではないような気がします。
でもポスクロの場合は、知らない人にポストカードを送る。
カードを送った後でお礼のメッセージは来ることは来るけれど簡単で短かったり、ポストカードが気に入ってもらえないことだって多い。
そして逆もまた然り。
それは実社会の中でももちろん山とある話で。
与えたものが、与えた人から同じだけ返ってくることなんてそうそうない。
それが人間関係の難しさですよね。
それでも。
予想以上に親切にしてもらうことがある。
ずっと探していたポストカードに、びっくりするほど書き込まれたメッセージ、沢山の美しい切手。
封筒にわざわざ入れられた小さなギフトたち。
猫好きの私へ向けて、猫のシールやマスキングテープが沢山貼られている。
与えた人ではない人から沢山を受け取りました。
それはきっと自分の放ったものは、期待した別のところからでもきちんと返ってくるということなのでしょう。
いつの時もやっぱり人の温かさや優しい言葉は心にも身体にも染み込んで、そして自分もそういうものを出せるようになりたいと思わせてくれます。
現代社会の中で増えつつあるネガティブなエネルギーを浄化できるのは人の優しさや温かさなんだよなぁと、今年は本当に痛感しました。
みなさまにとって今年はどんな一年でしたか。
いつもブログを見にきてくださっている方々、どうもありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いします。
新しい一年がみなさまに良きものを沢山運んできてくれますように。
派手な色を楽しむ、70代の遊び心いっぱいな着物のコーデ
みなさま、こんにちは。すっかりご無沙汰しておりました。
12月も残りわずかですが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は着物のコーデのご紹介です。
京都の北野天満宮の市に行った時に手に入れたイエローにグリーンの縦縞というなんとも個性的なヴィンテージのお着物。
どんな風に合わせたらいいんだろう〜と長らく考えていましたが、思い切って補色に近い紫を帯を登場させました。
どちらも普段着用のカジュアルなもの。
着物の色を中和させるために白×紺のJ.Crewのストールを重ねました。
こんなに強い配色の着物は初めてとのことですが、華やかで自由な気持ちになれるコーデ。
グレイヘアも軽さをプラスするのに一役担っております。
男性女性ともに日本人には着物は特別な美しさを引き出してくれる衣装だと思います。
そしてお正月や季節感を楽しむ席では特別感があり、やはり一際気持ちを浮き立たせてくれます。
昔の着物は色合いがいいので、現代物によくあるチープな色柄のものを選ばずに、ヴィンテージ着物を探してみるのがおすすめです。
ちなみに今回の着物は北野天満宮の市で手に入れました。
よろしかったらぜひ。
大正モダンに見る女性の美しさ。竹久夢二の美人画ポストカードコレクション
『星まつり』
みなさま、こんにちは。今日は前回の続きです。
外国へ送るために揃えた竹久夢二氏のポストカードコレクション。
夢二郷土美術館からのものなのですが、郵便番号が五桁なので1998年前に印刷されたようです。
現代に作られているものよりこの時代のものの方が、紙の質感も色の出し方も夢二氏の作品の柔らかさを引き出しているように感じます。
夢二氏の特徴であるデフォルメされた大きな手。
夢二氏のモダンなイラストレーションも素敵ですが、こんなつかみどころのないような力の抜けた独特の画風もとても魅力的です。
どの色も繊細に選ばれ組み合わされています。
洋服のコーディネートとしては難しすぎる配色ですが、着物だとどれだけ重ねてもかち合わないのは何故なのでしょうか。
そして絵の中に流れているたおやかな雰囲気。
夢二氏の理想の女性像であろう容姿と、現代の日本では稀有になりつつある控えめさと儚さ。
女性から見てもうっとりする美しさですよね。
まだまだコレクションはあるのですが今回はこの辺で。
次回はスタイリストの着物のコーディネートをご紹介したいと思います。
それではまた。
寒くなってきましたが暖かくしてお過ごしくださいね。