みなさま、こんにちは。
先日『何も変わらない: ハンクとしての芸術家の魂』という映画を観ました。
ニューヨークの画家ハンク・ヴォルゴナさんのドキュメンタリーです。
89才、足元がおぼつかなくなっても杖を相棒に一時間半かけてスタジオまで毎日通う。
ハンクさんは地下鉄の中で目についた人を描きます。
その人の内面を見定め即座に絵にする。
鋭い洞察力と長年培った技術による、地下鉄の中で描いたとは思えない作品たち。
彼は家族は持たず、自分の多くの時間を絵に捧げてきました。
移動するのに大変な労力を要しながらも変わらずスタジオに通い、愛する絵を追い続けます。
歩いている姿を見ればご老人そのものだけれど、座って芸術の話をする時の彼の瞳は若い人のもの。
顔は輝き、どこにも89歳の面影はありません。
歳を重ねること。
不安に思う人が多いと思います。特に女性にとっては。
どうやって歳との折り合いをうまくつけていけばいいのか迷いますよね。
お洒落や化粧品は女性を助けてくれます。
今の時代若々しくいるためには、沢山方法がありますよね。
けれども、様々な要因でそれらを手に入れられないこともあるでしょう。
ではそんな時はどうすればよいのでしょうか?
ハンク氏の表情には若さと輝きがありました。
女性もきっとそうであると思います。
人をキラキラと見せるのはきっと生命力。
何かを追いかけ、何かに感動し、人生に喜びを持っている。
その生命力こそが人を本来の意味で輝かせるのではないでしょうか。
ハンクさんのパワフルな生き方はそう思わせてくれたのでした。