想い出と一緒に。大事な人の忘れ形見を身につける

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みなさま、こんにちは。

 

今回のコーディネートでかぶっている帽子。

実はスタイリストKのお父様の忘れ形見の帽子です。

状態も良くサイズもピッタリだったことから、ただ保管しておくのではなく身につけるようになりました。

とは言っても、メンズの帽子なので素材も硬く色味も味気ないグレー。

中折れだしかなり男性的。

そこでフランスのゴージャスなアンティークレースをくるりと巻き、女性らしくアレンジしてデビュー。

それだけで女性の帽子へ変身。

 

彼女にとって父親の存在は、遠く離れて住んでいてもずっと心の支えでした。

その父親の忘れ形見を身につけると、彼がそばにいるかのように感じられるそうです。

 

大事に思う人の愛用していたものにはその人のエネルギーが籠っています。

人が何か物を長い間大切にするとき、それはただの物から特別な力をもつお守りに変わります。

 

そのお守りのような物を身に纏えるというのはなんて幸せなことなのでしょう。

 

大切な人がこの世からいなくなった。

 

淋しさと悲しさで打ちのめされますよね。

それでも、彼らが残してくれた物はそこにあり、それを身につけていたその人の懐かしい姿を容易に思い出させてくれるのです。

 

みなさまも大事な人のアイテムを身につけてみませんか。

時代や自分の雰囲気に合わないのなら、ちょっとリメイクして。

 

それらはもう二度と手に入れることのできない、どこにも売っていない、かけがえのない特別なアイテムなのです。